【単体考察】グライオン、オニゴーリ対策の風船シャンデラin受けサイクル

こんにちは、はぐれメタルです。

今回はふと思いついた風船シャンデラについて記事を書きたいと思います。

 

受けサイクルを使う上で重くなりがちなポケモンとしてよく挙げられる、グライオンオニゴーリグライオンポイズンヒールによる自動回復と一撃必殺技のハサミギロチンを持っているので、低速低火力のポケモンが多い受けサイクルでは試行回数が稼がれる可能性があります。(※今回仮想敵とするグライオン地震1ウェポンのギロチングライオンです)

またオニゴーリは言わずもがな、まもみがによるハメ性能と絶対零度で対策が薄い受けサイクルは絶好のカモになってしまいます。そこで思いついたのがこのポケモンです。 

 

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シャンデラ@風船 すり抜け

臆病 CS252 D4

シャドボ 瞑想 挑発 炎技

 

Sはオニゴーリと最低でも同速勝負まで持ち込みたいので最速確定。またS13では通常のスタンパにラキムドーを入れて受け攻め両立を意識した構築が増えたので、ラッキーを誘ってグライオンと同様に起点にできるように挑発と瞑想を採用しました。また同じく前期急増したカビゴンも、恩返し地震呪いリサイクルのような型なら完封できます。特に調整が必要な仮想敵が思い浮かばなかったためCに252振りしていますが、お好みで耐久調整するのも良いと思います。他にも浮いてる挑発持ちのため対面でカバルドンを起点にでき、岩技を切ってる剣舞ガッサにも強めに出られます。

 

 

 

フリージオとの差別化ポイント

受けサイクルの中で採用され、オニゴーリグライオンを同時に対策するポケモンとしてフリージオがいます。基本的にフリージオ単体でオニゴーリを見る場合はpp勝負になり(フリドラ零度再生黒霧vsフリドラ零度守る身代わりだと104vs72)、オニゴーリの裏によくいるクレセリアがppを回復させることを考慮すると、フリージオ側はクレセリア交換読み+みかまいのタイミングのよくて2回しか零度の試行回数がなく、五分五分の勝負になってしまいます。フリージオでクレセゴーリを対策する時は、C0のフリドラが受かる再生持ち(エアームドなど)と2匹がかりでサイクルを回してppを枯らす必要があります。

またグライオンに対しては後出しのタイミングのギロチンを避けることが前提なので安定しているとは言い難いです。

逆に、交換際のギロチンさえ避ければグライオンが引くタイミングでこちらの零度の3割を押し付けることができたり、レヒレボルトロスに強く出られるところがフリージオの強みなので、その辺りがシャンデラを採用する上での差別化のポイントかなと思います。

ちなみにシャンデラも、後出しのタイミングや同速負けで零度を当てられたり、回避を上げられたりDを上げられたりすると普通に負けるので、決して安定したゴーリ対策ではないです。あくまでも強めな枠として捉えてください。ただ最近増えているクレセバレルゴーリのような並びに負担をかけられる点は優秀なので、ゴーリと同居していることが多いミミッキュを裏で安定して受けることが出来れば強いと考えています。

 

・後書き

ここまで読んでくださってありがとうございました!完全に思いつきで書き始めたのに思ってたより長くなってしまって申し訳ないです...。受けサイクルを使っているとどうしてもグライオンオニゴーリが重くなるので、1つの発想として記事を書かせて頂きました。浮いてるゴーストタイプで挑発持ちで身代わり貫通で火力もあって可愛いとか欲張りセットすぎる。少しでも参考になれば幸いです!

 

 

special thanks (監修)

ルカさん

 

 

【S9 最高2124 最終2069】ドリュサンダー式凍結サイクル

 

  • はじめに
こんにちは。すぐ氷漬けになることに定評のある男、はぐれメタルです。
皆様s9お疲れ様でした!
s9にて初のレート2000、及び2100を突破することが出来たので、拙いながらも初めて構築記事を書かせていただきました。
インフレシーズンの波に上手い具合に乗る事ができた結果なので、マグレだと言われないように来期からもしっかりと頑張っていきたいと思います!
 以下常体
 
  • 使用構築

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  • 構築経緯
序盤使っていたガルーラ軸の対面構築ではレートが伸び悩み、サイクルで削ってエースを通すパーティを考察。ロトムランド@1で色々試してみたものの、サイクル要因が過労死したり、耐久ポケモンを崩す手段に乏しかったりと上手く扱いきれなかった。
そんなときふと実況者ラブリィさんの動画を目にし、ドリュウズサンダーの受け性能と崩し性能の両立に心を打たれ、この二匹を軸にパーティを組んだ。
この二匹で見ることが出来ないリザガモスに強くバンドリ偽装も行えるバンギラス、バシャや水タイプに強く出られるレヒレ、全体的なSの遅さをカバーし広い技範囲を持つゲッコウガ、パーティ単位で重いガッサカビゴンゴーリに強いジャラランガで構築が完成した。
 
  • 個別紹介

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バンギラス@メガストーン(NN:シンゴジラ)
特性:すなおこし
意地っ張りH252 A252 D4
ストーンエッジ/噛み砕く/冷パン/守る
 
本構築のエース。ドリュサンダーで厳しいウルガモスリザードンに強いポケモンとして採用。砂下ならH振りだけで蝶舞後のさざめきやゲッコウガのZも耐えられる硬さと、並みのポケモンでは受けきれない高火力がクセになった。
技構成に関しては、エッジ冷パン噛み砕くまでは確定。残りの一枠は竜舞、ステロ、馬鹿力、炎のパンチなどコロコロ変えていたが、初手の様子見、砂ダメやドリュで撒いた毒ダメの蓄積、トリル枯らし、膝やZ透かしなど柔軟な動きが出来る守るが一番使いやすかった。
 初手に出てきやすいリザYやゲッコウガ意識で初手投げすることが多かった。ゲッコウガ対面は守るから入ってZを透かし、水Zならエッジ、草Zなら冷パンを押すことで安全に処理できた。

大切な場面では絶対にエッジを当ててくれるえらい子。めちゃくちゃかっこよくて強いから皆もメガバンギ使おう。選出率3位。

追記:少し火力過剰気味なので、Dに68回してC211リザYの気合玉確定耐えまで振るほうが安定します。


 

 

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ドリュウズ@フィラのみ(NN:グレンラガン)

特性:型破り

慎重H148 A4 B28 D252 S76

地震/アイヘ/毒々/つのドリル

 

HDベースにした特殊受けドリュウズ。SはABミミッキュ抜き抜き。メインウェポンの地震とアイへは確定として、引き先の物理受けや浮いているアタッカー(ギャラ、マンダなど)に突き刺す毒々、受けループと受けサイクルに風穴を開けるつのドリルを採用しこの技構成となった。ラブリィさんのとほとんど同じ。

控えめテテフのフィールド込サイキネを3割程度で抑えられるほど固く、ゲッコウガ、レヒレ、サンダーを見て必ず出てくるコケコを完封出来る。バナやポリ2にも強く、後投げしてドリルの試行回数を稼ぐことで受けサイクルを崩壊させたこともしばしば。最高でドリル17連外しを達成したおちゃめな子。めちゃくちゃよく凍る。

物理方面もミミッキュのシャドクロ2耐えやZシャドクロ耐えくらいの耐久はあるので、場合によっては後投げからミミッキュに勝てる。負け確のところをドリル二連で勝たせてくれたときは涙が出た。相棒。選出率2位。

 

 

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サンダー@ウイのみ

特性:静電気

図太いH252 B228 C4 D4 S20

放電/熱風/めざ氷/羽休め

 

ガンテツ全種、めざ炎アシレーヌ、色ベベノムを犠牲に交換してもらったスクラップ産サンダー。代償は大きかったがこいつがいなければ2100は間違いなく達成出来なかったのでしゃーない。Sは準速ガッサ抜き。

グロス、ギャラ、マンダ、ガルーラなどのメジャーな物理メガアタッカーを放電+静電気で麻痺させる。麻痺は最強の状態異常だと教えてくれた子。グロパンガルーラは受からないが、触れられる回数が多いので麻痺させて裏で処理することが多かった。グロスの冷凍パンチは受からないことが多いので、羽連打で麻痺を引くのを待った。(だからすぐ凍る) 後出しする際には交換読み冷パンをされないように注意する必要がある。

ドリュと組ませるとコケコランドグロスのようなパーティにめっぽう強い。こいつも本当にめちゃくちゃよく凍った。戦犯でありMVP。選出率1位。

 

 

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ゲッコウガ@水Z(NN:しのび)

特性:変幻自在

臆病B4 C252 S252

ハイドロカノン/冷凍ビーム/めざ炎/ダストシュート

 

本構築の中では貴重な、積んできた崩し役アタッカー(ガブ、ツルギ、ボルトなど)を上から殴って倒せるポケモン。もともとはダストシュートの枠を身代わりにしており、めざ炎と組み合わせ対面からミミッキュやガルドに有利を取れるおしゃれな型だったのだが、パーティ単位でレヒレが重いことからやむなく変更。(変幻身代わりを思いついた時は自分天才か⁉と自惚れていたが、既にほかの人に考えられていた型だった。くやしい。)

個体の用意が間に合わず、両刀なのに臆病A個体値10くらいのを使っていたが無難に強かった。選出率4位。

 

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カプ・レヒレ@バンジのみ(NN:いるか)

特性:ミストメイカ

図太いH212 B116 C156 D4 S20

ムーンフォース/なみのり/瞑想/挑発

 

調整は忘れたけど長く使っててダメ感染みついてるので、努力値変更せず使っている。ドリュサンダーできついバシャやアシレーヌ、雨パに対して選出。正直ここの枠はもっと最適なポケモンがいるのではないかと思う。特殊アタッカーを無理やり瞑想の起点にし、木の実で体力を温存させて突破出来るのが強いが、持ち物が読まれやすいのが難点。

選出率5位。

 

 

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 ジャラランガジャラランガZ

特性:防塵

控え目H60 A52 C212 D4 S180

スケイルノイズ/インファイト/挑発/火炎放射

 

カビゴンキノガッサオニゴーリがパーティ的に重く、対策ポケモンを探していたところ、今までマッチングしたゴーリ使い(ルカリオ使い?)の中で間違いなく最強のルカさんからジャラランガを勧められ、軽く立ち回りも教えていただいたので使うことに。

削るべきところが見つけられなかったので、このようなよくわからない努力値配分となった。Hに60振ることでゲッコウガの冷凍ビーム+手裏剣を大体耐える。SはZ後最速ゲッコウガ抜き。130族抜きにしなかったのは、ジャラで倒すべき相手が130族にいないこと、火力も耐久もこれ以上削れないことが主な理由。ただ一度ゴーリからの零度を上から受けることになるので、臆病採用CSのほうが間違いなく良いと感じたが育成し直す時間がなかった。

ゴーリ側はZを透かすために裏のフェアリー(主にミミッキュ)に引く必要があるので、そのタイミングでドリュウズを合わせ、アイヘの一貫を取るように立ち回った。

フェアリーの選出誘導力や積めた時の制圧力は非常に強力で、黒い霧やあくびで対策しているパーティには挑発を絡めてeasy winできた。選出率6位。

 

 

 

  • 基本選出
ドリュサンダー@1
8割くらいはこの選出。毒撒いたり麻痺撒いたりしてサイクルを疲弊させた後、エースで詰めていく。余裕がある場合、または負けが濃厚になった時だけ有利対面でドリルを刺しにいく。
 
 

カビゴン+レヒレ...毒も通らないしジャラも通らないし無理。ドリル当てるしかない。

 

ボルトロス@格闘Z...悪巧み絡めて崩される。

 

マンムー...シンプルに重い、ドリュサンダー

が上からつぶされる。

 

気合玉持ちテテフ...交換読みでドリュウズに当てられるとサイクル崩壊する。

 

襷ランド始動積みリレー...ランドの爆発でサンダーが削られるときつい。

 

asミミッキュ@ゴーストZ...立ち回りで誤魔化すしかない。ほんとにコイツぶっ壊れポケモン

 

 

  • 最後に

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ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
まさか人生初のレート2000を超えた翌日に2100を達成出来るとは夢にも思っていませんでした。
 
実はシーズン終了2週間前に一度1999まで上がった後、ひどい運負けの嵐、それに伴う焦りから1600台まで落ちてしまい、残り1週間のタイミングでレートリセットを行いました。悔しさと情けなさで涙が出ました。
それでも、ここで諦めたら今まで戦ってきた自分に、何よりポケモン達に顔向けできないと思い、絶対に2000に連れていくと6匹に誓って戦い抜き、満足のいく結果が出せました。本当に嬉しく思います。
 
ポケモンバトルの難しさ、勝てない苦しさ、そして勝てたときの喜びを強く強く感じることが出来たシーズンとなりました。これで満足せず、来シーズンからも頑張りたいと思います!